2009年10月19日月曜日

03 : フォトエッセイ&フォトダイアリ


■今回は宿題だった各グループのテーマ、フォトエッセイ、フォトダイアリの発表とそこから得られた「気づき」からアイデア展開という流れで進めました。



■テーマに関しては漠然としすぎているものから、設定が細かすぎて最後の提案まで行き着いてしまっているグループまで様々です。テーマとしては「こういう人にこういう場所でこういう体験をしてもらいたい。」というぐらいの表現がちょうど良いです。テーマはアイデア展開の方向を示す基準になります。いろいろ考えてアイデア広がりすぎてしまったり、キーワードは出たけどそこからどうして良いかわからなくなったりした時にテーマを思い出しましょう。



■次に各グループでフォトエッセイの発表。フォトエッセイではそれぞれの内面を書いているので、他の人が理解出来る感覚や言葉でないのが大半です。なぜそう感じたのかをお互いに聞くことで自分の感覚に置き換えたり、比較して関連するキーワードをポストイットに書き出していきます。


■アイデア展開などでのポストイットの使い方は各自ポストイットを束で手元に持ち、黒マーカーorサインペンで、1m離れても見えるサイズで、「東京の美しい夜景」「穏やかな波の音」ぐらいの言葉にまとめて書いて下さい。長文で書きすぎて字が小さく読めない、名詞や形容詞の1語しかなく何が言いたいのかわからないものもありました。エッセイに関する感想だけのポストイットもあまり意味がありません。



■ある程度キーワードが出そろったらグルーピングを行ないます。似たキーワードを集めて整理することで新しいキーワードを見つけたり、ディスカッションを進めやすくします。また人に考えを伝えやすくする為にも利用します。ポストイットの方向を揃えたり、グループに名前をつけたり、読みやすい環境を作ることは自分たちにとってもメリットになります。



■フォトダイアリも基本は同じです。発表する人はどういう1日だったのかを聞く人に理解してもらえる様に、聞く人は発表している人に質問し話し合う中で「それってこういうことだよね」ということや「こういうのもあるよね」ということ等をキーワードとしてポストイットに書いていきます。出てきたキーワードはすかさずポストイットに書きましょう。会話だけ弾んで手が止まっているのはもったいないです。


■フォトエッセイとフォトダイアリのキーワードとグループテーマからアイデア展開を行いシナリオを書きます。シナリオはグループのテーマをベースに「どんな人にいつ、どのような体験をしてもらい」そうすることで「その人にどんな良いことがあるか」を文章にします。大事なのは各グループのテーマに使われている言葉をしっかり定義することです。

例えば「旅を通じて人生のレベルアップをする」というテーマであれば、「レベルアップ」とは何なのかを考えることです。人によってレベルアップしたい事、目的、方法は違うので「どんな人に」という部分は特に大切になりそうです。まだテーマが漠然としているグループも、例えば「気ままな旅」とはどういうシチュエーションなのかをリストに書き出してみると良いかもしれません。


■来週までの宿題は一人3つ以上のアイデアです。アイデアごとにスケッチ(A4以上の紙にマーカーorサインペン)とシナリオを書いてきてください。あと今回書いたポストイットを模造紙に整理したり、テキストに書き起こしておくことをお進めします。

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